消防のしくみ・・・・
消防の組織は、大きく分けて消防本部と消防署、消防団から出来ています。
消防本部は、基本的には、市・町・村ごとに作られていて、消防本部や消防署で働いている人たちは、「消防」を職業としている、「消防士」と呼ばれる人たちです。
消防本部とは別に消防団があります。 消防団の人たちは、普段は会社やお店で自分たちの仕事をしていますが、いざ災害が発生した時は、災害現場へ駆けつけ、自分たちの町を守るため消防署の人たちと協力し活動を行っています。
あぶくま消防本部とは・・・
あぶくま消防本部は、平成31年4月1日に「岩沼市消防本部」と「亘理地区行政事務組合消防本部」が一緒になり誕生した消防本部です。
これまで、岩沼市の消防本部と亘理地区の消防本部は、それぞれ別に消防の仕事をしてきました。
しかし、最近は大きな災害が増えているので、これまでよりも災害に強い消防をつくるため、2つの消防本部が一緒になり大きな消防本部を作ることになりました。
そこで、「岩沼市」と「亘理地区」の消防本部は一緒に仕事をすることにし、新しい消防本部「あぶくま消防本部」が誕生しました。
「あぶくま消防本部」は、岩沼市、亘理町、山元町の3つの市と町で組合という組織をつくり一緒に消防の仕事を行っています。
管轄している範囲は、198.63平方メートルで、その中に約9万人の人たちが住んでいます。その中には、岩沼消防署と亘理消防署、山元分署があります。
あぶくま消防本部で働く人の数は約125人で、そのうちの約95人が24時間を交替で勤務する仕事についています。
仕事の内容
消防本部
消 防全体の仕事をまとめています。
消防署の仕事で必要な道具や消防車を購入したり、防災訓練の計画などをたてる「消防課」。
みんなが火事を出さないように、お店や学校・危険物施設の検査を行い、火事をださないように働きかける「予防課」。
119番通報がかかってきたら、火事や事故がどこで起きているかを聞いて、消防車や救急車に出動指令をかける「通信指令室」があります。
消防本部のいろいろなお仕事
防災訓練など大きな訓練の計画をたてます。
ガソリンや灯油などの危険物を取り扱っているところでは、正しく取り扱われているかどうかを調べます。
新たにビルを建てたり、増築する場合には、消火器や避難器具などの設備をチェックします。
消防署
火事や救急、救助、そのほかさまざまな災害に出動し、人々の命や財産を守るため24時間仕事をしています。通信指令室から「出動指令」がかかれば、いつでも出動できるようにしています。 出動がない時は、火事を消す訓練を行ったり、工場やお店、学校などへ行き、みなさんが火事を起こさないように、避難訓練の指導などをしています。
消防署のいろいろなお仕事
消防自動車で出動し、火事を消します。
火事を防ぐ方法や消火器の取扱い方法を指導します。
みなさんの住んでいるまちから火災を出さないように、火災予防をよびかけます。
消火栓や防火水槽の点検をします。又、災害の現場に早く行くために道路やまちのようすを調べます。
早く確実に、火事が消せるように訓練します。
なにをするにも、まずは体力がかんじん!
どんな時にもまけない体力を作っています。